2022年より京都府立医科大学では、ドイツで新式の「Rotation flap 乳房再建術」を修めた三宅智博医師の指導のもと、手術侵襲(身体への負担)が少なく、比較的短時間(半日枠)で行える同再建術を導入しております。
同再建術は、腫瘍径が約3cm以下の単発性乳癌に適応があります。これまでに当科では約70例の乳癌患者様に施行した実績がございます。
2025年にはオリジナル術式として、同再建術を皮下で行うことで傷跡をより目立たなくすることを目指した「Naoi-Miyake法」を開発し、さらに整容性を高める取り組みを行ってまいりました。同再建術は、A、B、C、D、Eの全区域の乳癌に対して行うことが可能です。(Iguchi E, Miyake T, Naoi Y, et al. Ann Plast Surg. 2025)
以下にRotation flap乳房再建術(ドイツ原法)と、皮下Rotation flap乳房再建術(Naoi-Miyake法)について図示します。続いて、術後約1年が経過した際の整容性についてお示しします。
一般的に1年後も約8割の症例では良好な整容性が保たれますが、約2割の症例においては、皮弁(組織)の量が十分に確保できない場合や、放射線治療後に組織が萎縮するなどの理由により、整容性が低下することがあります。
なお、Rotation flap乳房再建術およびNaoi-Miyake法は、京都府立医科大学のほか、関連施設(石鎚会 田辺中央病院、洛和会 音羽病院)においても実施しております。詳細はお近くの施設にお問い合わせください。
※本術式は原則として保険診療の対象となります(詳細については外来にてご相談ください)。
ここから先はデリケートな手術後の写真が含まれます。当院で治療を検討されている患者さんの参考として公開しているものです。
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